株式会社新和製作所様 インプレミアNS40内覧会

日時:2020年02月06日(木)~07日(金)

2月6日(木)~7日(金)、株式会社新和製作所様 (埼玉県川越市)にて内覧会を開催し、2日間で国内:41名、海外:17名(合計:58名)にご参加いただきました。同社は昭和38年に東京都世田谷区において山崎紙器として設立し、パッケージ事業をベースに、ディスプレイ・紙什器事業を展開する製造会社です。企画力・設計力・営業力・生産力を武器に、企画デザインから量産納品までワンストップ体制での一貫した品質管理と、多種多様な商品ラインアップでお客様の期待を超える高付加価値製品を日々提供されています。
昨年11月に、フィールドテストを目的として弊社印刷機40” Sheetfed Nanographic Printing® System インプレミアNS40を納入されました。

内覧会の司会進行はDPS事業推進室室長の鎌田が務めました。弊社DPS事業推進本部副本部長 岩田の挨拶に続き、株式会社新和製作所 代表取締役 山崎康成様より会社概要とインプレミアNS40の導入理由について、工場長 岩本武英様より技術面からのインプレミアNS40導入の経緯についてお話しいただきました。その後、弊社 鎌田から導入機の技術説明を行いました。

■代表取締役 山崎康成様(会社概要とインプレミアNS40導入理由についてのお話)
「当社は主にディスプレイ・紙什器の製造をしており、これらの製造をすべて社内で行うので、納期・単価・品質でお客様から評価をいただいています。また、企画、デザイン、設計など、どの工程からも仕事を受注しており、“工場を持った広告代理店”を目指しています。デジタル印刷には多くのメリットがありますが、当社のインプレミアNS40の1番の導入理由は『印刷立ち合いを無くしたい』ということです。当社はとにかく印刷立ち合いが多く、本機校正でも何度も立ち合いをして、かなりの時間を費やしています。これを無くすため『デジタルで校正を提出し、デジタルで量産する』ことを実現したいと考え導入を決めました。さらに、クライアントに対して環境に配慮した印刷方式をPRできることにも注目しています。Landa社のナノインキは表面加工した際のツヤが非常に良く、印刷+プレス加工でPP貼りと同等のツヤを数字的に得ることが出来るのです。そのため、今後のテストでも良い結果が出れば①フイルムレス、②アルミ版不使用、③ヤレの削減をクライアントに提案できると考えています。他にも、新たなビジネスモデルを構築できることにも期待しており、現在、コンサルティング会社と連携し、バリアブル・小ロットというデジタルにしかできないビジネスモデルを作り上げているところです。」

■工場長 岩本武英様(技術面からのインプレミアNS40導入の経緯についてのお話)
「フィールドテストでは、プレス、PP(ラミネート)、合紙、打ち抜き、貼箱における様々な問題を想定してテストをしました。①プレスとPPでは、熱によるドライダウンや変色、②合紙加工では、水性のナノインクのバックトラップによるにじみ・ふやけ・割れ、③打ち抜き加工では、スジ割れ、切れ刃による割れ、ジッパー・半切れ加工によるインキのヒビ割れ、④貼箱では、折りスジによる割れや、ベルト摩擦によるインキ汚れの搬送ベルトへの付着がトラブルとして考えられました。テストの結果インプレミアNS40はこれら全ての問題をクリアし、私たちにとって最大の武器になると確信しています。近い将来皆様に素晴らしいと思っていただけるハイクオリティな製品をKOMORIと作りたいと思っています。」

セミナー終了後、移動して実演と実機見学を行いました。

■実演 インプレミアNS40
【実演機】
・40” Sheetfed Nanographic Printing® System インプレミアNS40
【制作物】
JOB1:パッケージA 小ロット×3絵柄マージ印刷(ノーバック310gsm )300枚
JOB2:パッケージB 特色色替え×1絵柄(ノーバック310gsm )100枚

インプレミアNS40は独自開発のランダナノインクを使用した全く新しい印刷プロセスのデジタル印刷機です。ブランケットに射出されたインクが用紙の表面に瞬間的に接着するため、高速で鮮明な耐摩耗性の高い印刷を実現し、様々な用紙へ印刷することが可能です。
JOB1では、①広色域、②多面付パッケージ、③特色菓子箱の3つの絵柄をマージ印刷+ニス加工で出力し、実際に印刷物をご覧いただきました。印刷速度は6,500sphのため、300枚の本刷りを3分足らずで完了しました。
JOB2では、クライアント様から急に色の変更や、色パターンの追加要望があった場合を想定し、JOB1の③特色菓子箱のうち特色1色を色替え+ニス加工で100枚の印刷を行いました。今回は、絵柄にCMYK、RGB、特色が混在するデータを使用しており、特色はライブラリより選択するか、LabまたはCMYKの直接入力により簡単に設定することが可能です。本刷り終了後はビデオで機械構成を紹介しました。

実演後は自由見学時間を経て再びセミナー会場に戻り、サンプル説明のほか盛んな質疑応答が行われました。最後に弊社国内営業本部本部長 北林と株式会社新和製作所 代表取締役 山崎康成様より御礼のご挨拶を行い、内覧会を終了しました。
このたびの内覧会開催にあたりまして、株式会社新和製作所様には深いご理解とご協力を賜り、心より感謝申し上げます。ご来場いただきました皆様の次期設備計画のご参考となれば幸いです。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。