株式会社文星閣様 リスロンGX40RP内覧会

日時:2019年09月13日(金)

9月13日(金)、株式会社文星閣様(東京都大田区)にて内覧会を開催し、70社115名にご参加いただきました。同社は昨年創業70周年を迎えられ、今年4月には昭和島の新工場に移転されました。まず、世界で初となるH-UV搭載菊全判6色両面オフセット枚葉印刷機リスロンGX40RP(GLX-1240RP)が設置され、その後旧工場から7台の印刷機を移設し先月移転が完了しました。現在、8台69胴のKOMORI機が24時間フル稼働しています。これらのラインアップと高い技術力、水無し印刷のパイオニアという強みを生かしてクライアントからの多種多様なニーズに応えています。
内覧会の司会進行は弊社営業1部 前田が務めました。弊社常務執行役員 国内営業本部本部長 小森善信の挨拶に続き、株式会社文星閣 取締役社長 中嶋幸保様からご挨拶をいただきました。その後、新工場のビデオを上映し、執行役員副工場長 瀬高次郎様より新工場の概要をお話しいただきました。最後に弊社営業技術課 平田から導入機の技術説明を行いました。

■取締役社長 中嶋様によるご挨拶(導入の経緯についてのお話)
「この工場の仕事の8割が皆様同業の仕事です。すべての仕事が高品質、短納期、低価格を要求されます。そのためにはできる限りワンパスで刷らないと仕事になりません。6色の仕事なんてあるのかとよくお客様に言われますが、これが結構あります。すでに弊社には6色×6色の水無しのダブルデッカーと、片面UVコーター付6色機もございますが、これではだんだん事足りなくなっているのが現実です。
新台が入ってからすぐに36万枚通しの表6色/裏6色(4色+蛍光2色)の仕事が入りました。これを今までのうちの体制でやりますと、片面の6色機でやれば72万枚通さなければいけない。RP機の表5色/裏5色で通して、そのあと片面の機械で片面ずつ通すと100万枚通さないといけない。そういうことを考えると表6色/裏6色の機械は非常に有効です。
弊社は5色の仕事が非常に多いものですから6色の機械を買って5色の仕事をするのは別に悪いことではありません。2回戦3回戦やって1色で2回目を刷るよりはよっぽど良いという考え方です。そういう経緯もございまして表6色/裏6色のUV機という機械を導入させていただきました。」

■執行役員副工場長 瀬高様(新工場の概要についてのお話)
「新工場への移転により、大型トラックの対応が可能となりました。また、夜間作業の騒音問題も解消されました。印刷室については、2フロア2ブロックに集中したことで作業効率が向上、1FはUVフロア 2Fは水無し油性フロアと分離化をしました。また、階高6mによるダブルデッカーの作業環境の改善、印刷室の室温湿度の安定化、騒音対応による作業員の作業環境の改善を実現しました。さらに、紙ラック倉庫の導入でスムーズな入出庫管理がおこなえるようになりました。空調も印刷室と同等となっております。
新工場は用紙関連倉庫や製本加工の協力会社様とエリアが集積する臨海部に位置するため、用紙移動時間が大幅に短縮されました。また、羽田空港から近いためさまざまなお客様への対応が可能となっています。他にも印刷機にボーズのスピーカーを取付けジョブチェンジの時に好きな曲が流せるようにしました。現場の作業者のモチベーションが向上し、また、人手不足の問題対応にもつながるのではないかと考えています。」

セミナー終了後、移動して実演と実機見学、工場見学を行いました。

■実演 H-UV搭載リスロンGX40RP
(H-UV搭載菊全判6色両面オフセット枚葉印刷機 GLX-1240RP)
・主な仕様:A-APC(全色同時刷版交換装置)、PQA-S V5(品質検査装置)、 H-UV
・制作物 :①A4/8Pパンフレット2面付け(300枚)②A4/8Pパンフレット2面付け(500枚)
:特色 表面(金、蛍光ピンク)裏面(グリーン、オレンジ)、用紙:A全コート紙

実演では、最初に4つの見どころを説明しました。
1. 世界で初となる12色機構成のリスロンGX40RP(GLX-1240RP)の基本性能
2.A-APC(全色同時刷版交換装置)による準備時間の短縮
3.H-UVによる速乾性能の高さ
4.稼働中に品質検査、色調検査を行う検査装置PQA-S V5
1ジョブ目は、A4の8面付けとカラーバーを面付けした印刷を300枚行いました。RP機は咥え替えがない為、尻側いっぱいまで印刷が可能でA全判の用紙でもカラーバーの面付けが可能です。そして、H-UVの速乾性能もご覧いただきました。ジョブ切り替えでは、全色同時刷版交換装置A-APCにより12胴をわずか85秒で版交換、ブランケット洗浄、インキ設定の後、試刷り、PDC-SXでの測色、自動版見当調整を行い短い切替時間で本刷りに入りました。

2ジョブ目の本刷りは500枚で、PQA-S V5による稼働中の品質検査とカラーコントロールの様子をご覧いただきました。

実演中には、インタビューにて現場の声を伺いました。
・工場管理部副部長 川嶋豊和様
「表5色/裏5色の機械では6色は刷れません。またSP機(リスロン40SP)では乾燥性やジャケットに起因する問題があります。厚紙も刷れません。弊社も最初にSP機の表6色/裏6色を導入した十数年前は表4色/裏4色の仕事が大半でしたが、今では結構表6色/裏5色などの定期の仕事があります。薄紙~厚紙まで、両面プロセス4色+特色2色が可能ですので、世界初のこの機械構成の可能性に期待をしております。
また、導入のたびに装置が変わってもKOMORIのしっかりとしたレクチャーがあるため安心です。逆に、当社からの要望もしっかり聞いてくれます。」
その他、操作性や自動化などについてもお話しされました。

実演終了後に機長にお話を伺いました。
・印刷部 係長 木暮雅人様
「A-APCなどの多くの自動化装置により準備時間が大幅に短縮しました。PQAなどの品質管理装置により品質管理にも自信を持てるようになりました。」

実演後は工場見学を行いました。1階の印刷フロアはUV機を設置、2階は油性機、水無し印刷のフロアです。
工場見学後は再びセミナー会場に戻り質疑応答が行われ、最後に株式会社文星閣 代表取締役会長 奥継雄様より締めのご挨拶をいただきました。

このたびの内覧会開催にあたりまして、株式会社文星閣様には深いご理解とご協力を賜り、心より感謝申し上げます。ご来場いただきました皆様の次期設備計画や、消耗品・資材を検討される際のご参考となれば幸いです。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。