INNOVATE TO CREATE SHOW 2019 内覧会

日時:2019年02月08日(金)

2019年2月8日(金)、(株)小森コーポレーション つくばプラント・KGC(小森グラフィックテクノロジーセンター)において、内覧会「INNOVATE TO CREATE SHOW 2019」を開催しました。内覧会は午前と午後の2回行い、76社128名に来場いただきました。

国内営業1部1課課長 赤松の司会進行で始まり、初めに、常務執行役員国内営業本部本部長の小森からご挨拶しました。会場では4つのテーマから選んでいただいた個別セミナーを1つと、実演をご覧いただきました。
また、今回は特別セミナーとして株式会社野村総合研究所 コンサルティング事業本部 パートナー 青嶋稔様の講演も開催しました。

■実演1[リスロンGX40RP]
【実演機】
・H-UV L (LED)搭載菊全判両面8色オフセット枚葉印刷機 リスロンGX40RP(GLX-840RP)
【制作物】
1ジョブ目:ギャンギング印刷 (コート紙) 300枚
2ジョブ目:A4×16P コスメカタログ (コート紙) 700枚
3ジョブ目:ペットショップカタログ (コート紙) 300枚


薄紙から厚紙まで安定したワンパス両面印刷が可能なリスロンGX40RPはすでに世界で100台以上が導入されています。実演では、リアルタイムで時間を計測しながら、KP-コネクトプロから自動で送られるプリセットデータにより、3ジョブをワンマンオペレートでノンストップ生産する「オートパイロット」の実演を行いました。
1ジョブ目は、スタート後すぐに最高速18,000回転で本刷りに入り、品質検査装置PQA-S V5とH-UV L (LED) の性能をご覧いただきました。ジョブ切り替えでは、全色同時刷版交換装置A-APCの版交換、ブランケット洗浄、インキ設定の3つを同時に行い、作業時間を大幅に削減する切り替え制御システム「パラレルメイクレディ」が活躍し、次のジョブの自動立ち上げを披露。3ジョブの実演を9分42秒で終了しました。
また、1ジョブ目のギャンギングはKOMORIのハイエンド断裁システム アプリシアCTX115で、QRコードから自動プリセットされたデータに基づいて表示される断裁手順により、オペレーターの負担も少なく、スピーディーに断裁されました。

■実演2[インプレミアIS29/ユークリッド]
【実演機】
・29インチ枚葉UVインクジェットデジタルプリンティングシステム インプレミアIS29
・デジタルカッティング&クリーシング(筋押し)システム ユークリッド (ハイコン社)
【制作物】
1ジョブ目:ポスター(和紙)
2ジョブ目:ポスター(樹脂原反:クリスパー)
3ジョブ目:バリアブルパッケージ

デジタル印刷機インプレミアIS29は、UV乾燥装置により専用紙やプリコート不要で幅広い用紙適性を持ち、高い見当精度での両面印刷の後すぐに加工ができるため、多品種・小ロット・短納期を実現します。オフセット機と同様にKP-コネクトプロからプリセットデータを受け取り、1ジョブ目ではオフセットでは苦手な表面がざらざらした和紙に、2ジョブ目では樹脂原反のクリスパーに印刷したポスターを出力。高付加価値印刷も、インクジェットでプリントしてすぐにLED-UVで乾燥させることが可能です。3ジョブ目では、広色域の色鮮やかさを活かし9種類の特色を用いたパッケージを出力しました。ほかにも、インプレミアIS29を導入されたWirtz Druck社(ドイツ)、NetzoDruk社(オランダ)、福博綜合印刷株式会社(福岡市博多区)のコメントを映像にてご紹介しました。
つづいて、世界で65台の納入実績を持つハイコン社のデジタルカッティング・クリーシングシステム ユークリッドにより、パッケージに大枠カットと微細なレーザー加工を行い、サンプルをご覧いただきました。

■実演3[リスロンG37]
【実演機】
・H-UV L(LED)搭載A全判4色オフセット枚葉印刷機 リスロンG37(GL-437)
【制作物】
両面印刷ポスター (ユポ電飾用紙)

リスロンG37 は、コンパクトでありながら菊全まで対応できるA全判機として、幅広い印刷ニーズに威力を発揮する機械です。KPコネクトプロと自動連携してジョブのプリセットデータを受け取り、電飾ユポのドン天印刷を実演しました。H-UV L(LED)乾燥システム、自動刷版交換装置フル-APCを搭載した展示機は、最高速度15,000sphでの本生産を行いました。
印刷後は、QRコード入りの製品伝票を読み込み、自動断裁システム アプリシアCTX115に加工データが自動でセットアップされるまでの流れを紹介し、最後に日本で初めて最新鋭の自動化システム アプリシアCTX132を導入された昭栄印刷株式会社(新潟県新発田市)のビデオをご覧いただきました。

実演終了後も各実機の前で熱心なご質問や対話が交わされ、内覧会は盛況のうちに終了しました。

■個別セミナー
①コネクテッド・オートメーション~KP-コネクトによる生産性の改善~
②小森デジタル最前線 ~インプレミアIS29 活用事例のご紹介~
③人手不足を解消するハイエンドポストプレス
④ご活用下さい!! KGCプリンティング・カレッジ

■特別セミナー「印刷業界の動向と今印刷会社が取り組むべきこと」
株式会社野村総合研究所 コンサルティング事業本部 パートナー 青嶋 稔 様

世の中では、IoT、ビックデータ、シェアリングエコノミーの進展、オンラインとオフライン(ネットとリアル)の融合といったメガトレンドが起きています。
一方、印刷産業では、紙の出版市場規模が縮小しています。しかし活路もあり、デジタルとアナログを組み合わせるのもその一つです。O2O(Offline to Online/Online to Offline)という、ネット通販とDM・カタログを組み合わせた来店誘導など、ネットとリアルを行き来させるオムニチャネルの手法が伸び、スマートフォンアプリの特典やキャンペーン・ポイント施策で来店頻度と客単価を上げるアクティビティが増えています。広告費もデジタルの比率は高まっていますが、重要なのは「紙はなくならない」ということです。通販業界では、紙のカタログを見てからネットで購入するという行動もあるように、最終的には、メディアをうまく組み合わせた提案が勝つのだと考えます。
現在、ブランドオーナーの悩みでもある、「マーケティング施策をROIに紐づける」ことは、アナログだけでもデジタルだけでもできません。
印刷業界は社会の変化に直面しています。印刷産業の勝ち残り戦略は価格の訴求ではなく、一つはハイブリッドワークフローによる生産性向上やコスト低減など、基礎体力を上げることです。そしてもう一つは提案力を付けることです。デジタルとアナログを融合し、どのような提案が顧客にできるのかを考え、場合によっては消費財メーカーの悩みを見つめ直します。そして受注型ではなく、顧客の販促施策に協力する活動が大事だと考えます。今ある顧客との接点を生かし、デジタルとアナログの融合を推進して、紙の価値を訴求していく事業モデルの改革が重要なのです。

このたびは弊社内覧会にお越しいただき誠にありがとうございました。
KOMORIは印刷機をはじめK-サプライインキなどの消耗品やサービス商品、KOMORIソリューションクラウドKP-コネクト、後加工のアプリシアシリーズなど、常にお客様の立場から次世代を見据えた商品を提供しています。今後もコスト削減、稼働率向上、高付加価値化など、お客様の課題を解決するためのトータルな印刷システムを提案してまいります。