IGAS2018

日時:2018年07月26日(木)~31日(火)

2018年7月26日(木)から31日(火)までの6日間、東京ビッグサイトにおいて『Venture into the Next! –変わる印刷、変える未来-』をテーマにIGAS2018が開催されました。主催者発表では、出展者数は319社・団体、ブースは2,702小間、来場者は計55,863人でした。
小森コーポレーションは、人間の能力を製造そのものから付加価値の創造(Create)の領域にシフトさせていく事業革新(Innovate)をお客様とともに進めたいという考えのもと、「INNOVATE TO CREATE」をコンセプトに掲げ、出展社最大規模である250小間のブースで展示・実演・セミナーを行い、お客様の立場でビジネスの発展と成長に貢献するさまざまなソリューションを提案しました。

【出展内容】
KP-コネクト KOMORIソリューションクラウド
リスロンGX40 H-UV L (LED) 搭載菊全判6色オフセット枚葉印刷機インラインコーター付(GLX-640+C)
リスロンGX40RP H-UV L (LED) 搭載菊全判両面8色オフセット枚葉印刷機(GLX-840RP)
リスロンG37 H-UV搭載A全判4色オフセット枚葉印刷機(GL-437)
リスロンG37P H-UV L (LED) 搭載A全判反転機構付8色オフセット枚葉印刷機(GL-837P)
インプレミアIS29 29インチ枚葉UVインクジェットデジタルプリンティングシステム
インプレミアC101 フルカラーデジタルプリンティングシステム
Highcon EUCLIDデジタルカッティング&クリーシングシステム
アプリシア CTX132プログラム油圧クランプ大型断裁システム
アプリシア DC105菊全判寸延自動平盤打抜機
アプリシア MB110 ハイパフォーマンス ブランキング システム

【実演】
KOMORIは、これからの製造業に欠かすことのできないデジタル化(Digitalization)、自動化(Automation)、そして印刷産業が培ってきた印刷技術、つまり知恵(Intelligence)を加えた3つの技術革新により、新しい創造物を生み出したいと考えています。今回のIGAS2018 KOMORIブースでは、すべての生産機がつながり、一元管理されているスマートファクトリーをテーマに、これらの商品開発のコンセプトを表現しました。
そして、MIS・プリプレス・プレス・ポストプレスをKP-コネクト プロで自動連携し、デジタル工程管理とオートメーションによって印刷工場のスマートファクトリー化を推進する新しいコンセプト「コネクテッド・オートメーション」のもと、実演を行いました。 “シンプルなスケジューラー機能”と、生産実績を“リアルタイムで見える化する機能”によって、全ての印刷工程をデジタルで管理できる、「工程をつなぐミドルウェア」KP-コネクト プロをキーテクノロジーに展開した実演には、多くのお客様にお越しいただきました。

■実演1
[制作物]
・写真集
・白色プラスチック原反カード
・時計パッケージ
[実演機]
・インプレミアIS29 29インチ枚葉UVインクジェットデジタルプリンティングシステム
・Highcon EUCLIDデジタルカッティング&クリーシングシステム

デジタル印刷機インプレミアIS29は、専用紙やプリコート不要で幅広い用紙適性を持ち、高い見当精度での両面印刷後、UV乾燥装置によりすぐに後加工ができるため、多品種・小ロット・短納期を実現します。
KP-コネクトプロからジョブデータを受け取り、1ジョブ目ではRGBで表現された広色域の写真集をバリアブルのブックブロック(串刺し面付け)形式で、2ジョブ目では特殊原反への適性を生かした白色プラスチック原反のカードを、そして3ジョブ目は特色を使用したバリアブルの時計パッケージを出力しました。時計パッケージはハイコン社のデジタルカッティング・クリーシングシステム ユークリッドにより筋押しと微細なレーザー加工を行い、最終製品として完成させました。
出品機は、カラーマッチング機能やプレビュー機能、そしてKP-コネクトと連携した稼動情報やメンテナンス情報の表示機能など、「品質管理」・「予防保全」で作業効率向上を支援するデジタルステーションを設備しています。これにより、KP-コネクトを用いたデジタル機・オフセット機の一元管理が可能となります。
実演の間は、インプレミアIS29を導入された福博綜合印刷株式会社様(福岡県福岡市)、中国のアルトロン社様、水上印刷株式会社様(東京都新宿区)のコメントをはじめ、さまざまなサンプルをご紹介しました。

■実演2
[制作物]
・ギャンギング印刷 300枚
・A4×16P カタログ2種類
[実演機]
・H-UV L (LED) 搭載菊全判両面8色オフセット枚葉印刷機 リスロンGX40RP(GLX-840RP)
・アプリシア CTX132プログラム油圧クランプ大型断裁システム

薄紙から厚紙まで安定したワンパス両面印刷が可能なリスロンGX40RPでは、KP-コネクトプロからのプリセットデータにより、3ジョブを自動運転でノンストップ生産する「オートパイロット」の実演を行いました。
1ジョブ目は、スタート後すぐに最高18,000回転で本刷りに入り、品質検査装置PQA-S V5とH-UV L (LED) の性能をご覧いただきました。ジョブ切り替えでは、全色同時刷版交換装置A-APCの版交換、ブランケット洗浄、インキ設定を同時に行い、作業時間を大幅に削減する「パラレルメイクレディ」が活躍します。
2ジョブ目への切り替えから本刷りの間、1ジョブ目の印刷物は、H-UV L (LED) の速乾性能により、すぐに断裁工程に送られました。QRコード入りの製品伝票をiPadで読み込むことで、SCREENのワークフローソリューション「EQUIOS」で作成されたプレビュー情報や断裁寸法、断裁順序といった加工データが、自動断裁システム アプリシアCTXに自動でセットアップされます。断裁加工の間に2ジョブ目から3ジョブ目の切り替えと印刷を行い、自動運転での3ジョブを10分程度で完了し、KP-コネクトによる「コネクテッド・オートメーション」、「パラレルメイクレディ」、「オートパイロット」という各種の自動運転推進テクノロジーを体感いただきました。

■実演3
【制作物】
・時計パッケージ
・ワインパッケージ
【実演機】
・リスロンGX40 H-UV L (LED) 搭載菊全判6色オフセット枚葉印刷機インラインコーター付(GLX-640+C)
・アプリシア DC105菊全判寸延自動平盤打抜機
・アプリシア MB110 ハイパフォーマンス ブランキング システム


リスロンGX40は紙厚の幅広さと安定稼動が特長の菊全機です。KP-コネクト プロの作業指示により、1ジョブ目はプロセス4色+特色1色(オレンジ)+ハジキニス+コートニスを使用し、疑似エンボスを施した紙厚0.4mmの時計パッケージを印刷しました。時計パッケージはH-UV L (LED) の速乾性能ですぐに後加工に移り、打抜機アプリシアDC105、そして新登場のブランキングシステム アプリシアMB110Eによるむしり工程を実演し、完成品のサンプルをご覧いただきました。
ジョブ切り替えでは「パラレルメイクレディ」をはじめ、アニロックスローラーの交換作業を自動化する「アニロックスチェンジャー」や、新型インキローラー自動洗浄装置が効果を発揮しました。また、パッケージ印刷に多い色替え時のツボ洗浄作業を簡素化し、大幅に時間を短縮するインキツボフィルムもご紹介しました。
今回の実演では、無処理版を使用しました。2ジョブ目のワインのパッケージは、実際の印刷物を印刷データ(PDF)と比べて検査するPDF照合装置で試刷りを確認してから本生産を行いました。KHS-AIと1回の測定で見当と色調を自動で印刷機にフィードバックする分光式色調管理装置PDC-SXで素早く印刷を立ち上げ、品質検査装置PQA-S V5により、本刷りの印刷品質を維持します。
パッケージに必須の品質維持・管理能力、そしてKP-コネクトと連携した、プリプレスからポストプレスまでのトータルなソリューションをご覧いただきました。

■実演4
[制作物]
・A4×16Pカタログ 500枚
[実演機]
・リスロンG37P H-UV L (LED) 搭載A全判反転機構付8色オフセット枚葉印刷機(GL-837P)

新たなリスロンG37Pの反転機構は、紙尻側を咥える爪に回転構成を持っており、反転動作中の咥え替えがなく、安定した表裏見当を実現します。また、反転胴の表面もフラットなため、反転胴特有のリム部でのコスレキズを解消し、高い印刷品質を得ることができます。
実演では、KP-コネクトプロと自動連携してジョブのプリセットデータを受け取り、A4×16Pのカタログを印刷しました。本刷りではシートナンバリングシステムを搭載した品質検査装置PQA-S V5が印刷品質を維持し、トレーサビリティを強化します。乾燥システムH-UV L (LED)による、最高速度15,000sphでのワンパス印刷を通して、KP-コネクトによる「コネクテッド・オートメーション」のソリューションを紹介しました。

■実演5
[制作物]
・A3×4面付け 薄紙パンフレット
・厚紙POP
[実演機]
・リスロンG37 H-UV搭載A全判4色オフセット枚葉印刷機(GL-437)

リスロンG37 は、コンパクトでありながら菊全まで対応できるA全判機として、幅広い印刷ニーズに威力を発揮する機械です。KPコネクトプロと自動連携してジョブのプリセットデータを受け取り、1ジョブ目ではA3×4面付けの薄紙パンフレットのドン天印刷を実演しました。H-UV乾燥システム、自動刷版交換装置フル-APCを搭載した展示機は、最高速度15,000sphでの本生産を終えた後、パラレルメイクレディの技術によってブラン洗浄とインキ設定を同時に進め、ジョブの切り替えを行いました。
切り替えの間、KOMORI-Kareより、実演にも使用したKOMORI標準のK-サプライインキのほか、ゴムローラー・ブランケット・洗浄布、湿し水、ローラー洗浄液など、KOMORI製印刷機で性能を発揮する各種K-サプライ商品群をご紹介しました。KOMORIは、機械のパフォーマンスを最大限に発揮するために最適化された資材を開発することで、お客様にグローバルな基準をクリアした印刷品質を提供しています。
薄紙から厚紙への切り替えを5分程度で完了し、2ジョブ目の8面付POPを印刷しました。印刷後は、QRコード入りの製品伝票を読み込み、自動断裁システム アプリシアCTXに加工データが自動でセットアップされるまでの流れを紹介し、KP-コネクトによる「コネクテッド・オートメーション」のソリューションをご覧いただきました。

■実演6:dCL/Impremia Cシリーズ コーナー(dCL:デジタルクリエイティブラウンジ)
[制作物]
・長尺パンフレット
・小ロットカタログ
・厚紙POP
[実演機]
・インプレミアC101 フルカラーデジタルプリンティングシステム

東京dCLおよび大阪dCLは、デジタル印刷機や周辺機器を使用して、どのような製品、どのようなビジネスが創出できるかを体験できる常設の場となっています。今回は、KOMORIブースにdCLを再現しました。
出展機のインプレミアC101は、オフセット印刷に迫る品質と生産性で幅広い仕事に対応するデジタル印刷機です。KPコネクトプロと自動連携してジョブのプリセットデータを受け取り、1ジョブ目では長尺パンフレット印刷を実演しました。
続いて出力したカタログの絵柄では、K-カラーシミュレーター2を介したオフセット印刷とのカラーマッチングのほか、バリアブルデータを使用し、デジタルとオフセットを組み合わせた活用をご覧いただきました。最後に厚紙のPOPを出力し、インテリジェントクオリティーオプティマイザーによる安定した連続印刷、幅広い紙厚の適性と、厚紙でも印刷速度が落ちない生産性を確認いただきました。
ほかにも、長尺や封筒、はがきなどのサンプル展示や、缶バッジを制作するワークショップを行い、デジタル印刷が持つ様々なビジネスの可能性をご紹介しました。

■コーナー展示

【KOMORI-Kareコーナー】
KOMORIでは、K-サプライのブランド名で、KOMORI製印刷機に最適化された専用消耗品や資材・機材をラインアップしています。K-サプライは単なる消耗品ではなく、高い印刷品質とパフォーマンスを実現するためにKGC(コモリグラフィックテクノロジーセンター)のノウハウを結集して開発された資材です。すべての出展機には、K-サプライを使用しており、なかでもK-サプライインキ・湿し水・ブランケットなどの商品は、H-UV印刷に最適な印刷品質・汎用性・経済性をハイレベルに備えたKOMORI標準資材です。
会場では、K-サプライ新商品はもとより、「生産性向上」「稼動・性能改善」「省エネ・環境対応」の3つのテーマでサービス商品を展示し、既設機へ最新鋭機の技術を搭載した事例など、お客様からの声に応えられる提案や商品を紹介しました。また、今回はレトロフィット商品の設備効果や、お客様の搭載事例を紹介するミニセミナーも開催し、多くの方に立ち寄っていただきました。

【KOMORI Ecologyコーナー】
「それぞれが共生することで、相互のバランスが保たれた穏やかで明るい未来を築くこと」、それがKOMORI が提唱する「グリーンコンセプト」です。このグリーンコンセプトのもとに取り組んでいる生産環境の構築や製品開発の現況を紹介しました。

【オフ輪・シャンボンコーナー】
KOMORIは「環境にやさしい」をキャッチフレーズに、オフセット輪転機の消費エネルギーを最小限にする取組みを展開しています。今回のIGASでは、ムダな電気やガスを大幅に削減する、時代に即した『エコ仕様』のオプションを中心に紹介しました。
・必要な時だけ点灯し、運転待機時の消費電力も削減する自動消灯式照明
・最小回転での待機で省エネを実現するインキツボロール、水元ロール、オイルポンプ
・燃費改善に効果をもたらす脱臭排気インバータ制御
・乾燥装置の各種省エネオプション
また、付加価値の高い特殊折りのサンプルをはじめ、フランスにあるKOMORIシャンボン社で生産しているパッケージ向けインライン印刷機のパネルやサンプルを展示しました。

【銀行券印刷機コーナー】
KOMORIの銀行券印刷機で印刷されている「日本銀行券」は、世界の銀行券の中で最も偽造がしにくいと評価されています。KOMORIの銀行券・証券印刷機は海外にも広く輸出されており,今回はそれらの銀行券印刷機で印刷したKOMORIオリジナル銀行券サンプル絵柄を表・裏とも全判で展示しました。会場では、その印刷手法の説明や海外向け銀行券印刷機などのパネル展示を行いました。

【セリアコーナー】
KOMORIのPE・精密機器事業を担っているセリアは、電子部品業界やスクリーン印刷業界で多くの納入実績を誇っています。スクリーン印刷法で製作した車載系、グラフィック系やアミューズメント系の印刷サンプル展示を行いました。

【プリントギャラリー】
付加価値の高い印刷物の数々。特殊技法、ビジネスモデルなどの競争力を持つさまざまな印刷物を展示し、印刷手法や取組みのポイントを紹介しました。また、デジタル印刷においては、世界中の商業印刷、パッケージの事例を実際のサンプルを交えながら展示しました。


■KOMORIセッション
最新のソリューションや活用事例、印刷現場のお悩み解決など、印刷に携わる方に向けたセミナーを4回実施し、合計224名に参加いただきました。

このたびは、KOMORIブースにお立ち寄りいただき誠にありがとうございました。
KOMORIは印刷機をはじめK-サプライインキなどの消耗品やサービス商品、KOMORIソリューションクラウドKP-コネクト、後加工のアプリシアシリーズなど、常にお客様の立場から次世代を見据えた商品を提供しています。今後もコスト削減、稼働率向上、高付加価値化など、お客様の課題を解決するためのトータルな印刷システムを提案してまいります。
次回のIGASでもお会いできますよう、社員一同楽しみにしております。